ワンコの股関節形成不全とは
ワンコの股関節(こかんせつ)とは、骨盤と太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)をつなぐ関節のことです。
ワンコの股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)とは、股関節が十分に成長しない病気です。大腿骨が収まる場所である、骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)といわれる部分が浅くなります。
以下は、股関節形成不全の模式図です。
股関節が発達していないことによって、後ろ足が安定せずに痛みが出てきたり、うまく歩けなかったりします。
ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ジャーマン・シェパード・ドッグ、セント・バーナードなどが、股関節形成不全がよくみられる代表的な犬種で、股関節形成不全は大型犬での発症がよくみられます。
また、股関節形成不全は、後ろ足の左右どちらにも起こることが多いです。